東京湾の葛西臨海公園でメガソーラー筏模型の試運転をやってみました。実物サイズでは直径25mのポリエチレン製フロートを1/60に縮尺した直径40cmのモデル(サブユニット)を4個連結しています。4本の支柱で支持された海面から5m高さのグリッド上に薄膜・撓み性の12m四方のソーラーモジュール(太陽電池パネル)を4枚敷設します。フロートは波の動きに追従して滑らかに変形する様子が見られます。また、波の動きで生じるポリエチレン製フロートの変形が太陽電池パネルに直接伝わらないように支柱とグリッドの間は固定せず相互に変形できるように工夫しています。究極の目標である1GW原子力発電所並みのメガソーラー筏はこのサブユニットを16個組み合わせた100m四方のユニットをさらに2500個、合計で40,000個連結したものになります。巨大なメガソーラー筏の移動のためには今回のサブユニットに加え、セールとラダーを有する専用の帆走駆動用フロートを1ユニット中に1~2個/16個組み合わせ、長期気象予測に基づきIoTによるセール・ラダーを制御することによりメガソーラー筏が一体として省エネ帆走することを考えています。
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